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    厳寒の三峰山…巨大熊を一撃で
厳寒の三峰山…巨大熊を一撃で
- 29 :無記無記名 :2005/10/06(木) 13:18:22 ID:xX8J5XqD
 -  スーパーで買ったらとかそういうレベルの話をするなよ、恥ずかしいから。  
 生き生きとした筋肉を作ろうと思ったらもっとやるべきことがあるだろ。  
 どうやら俺の高校を卒業して山篭りをした時の体験を書くしかなさそうだな・・  
  
  
 それは俺が高校を卒業して「誰よりも強い男」を目指していたころのことだ。  
 ケンカ三昧の高校時代、負けなしを誇っていたおれは、ある日、10人を相手にケンカをして敗れる。  
 己の未熟さを思い知った俺は山篭り修行を決心した。  
 厳寒の三峰山に単身向かった。山に入っていく俺の姿を見て地元の人が俺に声をかけた。  
  
  「君、いったい何をするつもりなんだ。この山は熊が出るぞ。バカなことは止めなさい」  
  
 俺はそんな忠告など無視して山にこもったのだ。俺の決心は固かった。  
 山にこもると、すぐさま片眉を剃り落としたのである。  
  
  「フッ、こんな眉では山を下りれないな。しかしそれでいいんだ。  
   この片眉の毛がはえそろった時、おれの山篭りは終わる。それまで俺は鍛えぬく。」  
  
 朝起きてすぐに木に向かっての正拳突き1000回から俺の1日の修行は始まる。  
 その後、腕立て1000回、スクワット1000回、木の枝を使っての懸垂200回。  
 食料はイノシシ、野ウサギ等を素手で狩って調達したのだ。  
 毎日が自然動物を相手とした格闘の日々である。イノシシに突進を体で受け止め正拳突きを叩き込む。  
 当然俺の体は生傷だらけになっていった。しかし、イノシシを食べればイノシシの突進力が、野ウサギを食べれば野ウサギの俊敏相模についていくように感じられた。  
 そう、言葉では表現できない、なんというかウェイトでは作れない生き生きとした筋肉である。  
 ビルダーの体が巨大で、あらゆる攻撃を跳ね返すがっちりしたイメージがあるとすれば、  
 その時の俺の体は見ているだけでそれぞれの筋肉が勝手に躍動し今にも見る者に襲い掛かりそうな躍動感のある筋肉とでも表現するのが限界である。  
 野生の肉体を手に入れた俺は目標である「誰よりも強い男」似なれたことを実感した。  
 その時だ、背後から殺気を感じた。と、その瞬間俺の野生の筋肉が反応しとっさに次の瞬間に俺を襲った攻撃をかわす。  
 熊である。身長2mを超える巨大な熊が俺を襲ったのである。  
 その腕は太くビルダーの胴体ぐらいの太さがある。触れただけでその爪は骨ごともっていかれるだろう。  
 俺の躍動感ある筋肉と野生の反射神経は熊の繰り出す攻撃を全て完全によけきる。  
 そのときだ、熊の出した大振りのフックのような攻撃をかわしたとき俺の目がきらりと光った。  
  
  今だ!!  
  
 おれの上段回し蹴りがしなるように熊の側頭部に襲い掛かる。熊の巨体は轟音とともに地面に倒れたのである。  
 俺は確信した。自らの手で得た野性の食材こそが生きた筋肉を作りえるのだと・・  
 
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