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マッチョ差別

30 :無記無記名 :2005/10/06(木) 13:21:20 ID:xX8J5XqD
どうやらこの流れは、何で俺がこんなに熱いのかを語らなければならない流れだな。
それは、入社して間もなくのことだった。
大学時代、総合格闘技をやっていた俺は社会に出て仕事が忙しく、格闘技を断念し、
せめて体格だけでも維持しようとジムでウェートトレーニングをすることが日課になっていた。
そんなある日、俺は始めて職場で昼休みにプロテインを飲んでいたときのことだった。
課長がいきなり僕のほうに猛スピードで向かってきて俺を殴り飛ばした。
俺の体は宙を舞い壁にたたきつけられ、薄れ行く意識のなか課長の声が聞こえた。

 「この糞やろうが!会社でステロイドを飲むとは何事だ!
  入社したときからお前の体つきはどうも普通じゃないと思ってたんだ。今度ステロイドなんて飲んだらクビだ!」

意識が回復してから、俺は誠心誠意プロテインと筋肉の関係、トレーニング、超回復、ドーピング・・などさまざまなことを説明した。
その結果、課長はしぶしぶプロテインを飲むことを承認する。
そんな事件があってから数日後、女子社員がひそひそと何か話している場面に出くわす。
盗み聞きするつもりはなかったが、たまたまその話が聞こえてきた。
 
 「しってる?あのマッチョの人ホモらしいよ?毎日昼休みに精液に見立てたドリンクを飲んでるしキモイよねw」

もちろん俺はホモではなかった。しかもプロテインを精液に見立てているなどということは考えたこともない。
その3日後、係長が二人で飲もうといって酒の席に俺を誘った。
係長は酔っ払うと変な目つきで俺の鍛え上げられた体を触りだした。
そしてそのてが股間に・・そう、係長はホモで、うわさを真に受けた係長がおれに興味を持ったのだ。
翌日、部長にこのセクハラについて訴えたところ、
 
 「プッ!男なのにセクハラ?!冗談は休み休み言え!さっさと仕事しろ!」

といって取り合ってもらえなかったのである。
その1ヵ月後にその職場を俺は去ることになる。
社会でのマッチョ差別を痛感した俺は転職した先ではプロテインを飲むこともなく、
ウェートトレーニングをしていることすら隠すようになった。
職場の人から、「いい体格してるね、何か運動をしてるんですか?」と聞かれると、「昔からデブなんです、ははは」と笑ってごまかす。
マッチョの人権が守られない限り日本は真の先進国になれない。
マッチョ差別は確実に社会に根付いているのだ。

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