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パッドの真の意味

31 :無記無記名 :2005/10/06(木) 13:26:12 ID:xX8J5XqD
どうやらパッドを使うことを初心者であると勘違いしているやからが数名いるようだな。
スクワットのパッドってのはそんなもんじゃねーんだよ!!
どうやら説明するより俺の体験談を書いたほうが早そうだな。


それは2年前のことだった。
おれはスクワットで250kgを挙げていたが、当時の俺もまたパッドをつけることは恥だと考えていた。
パッドがついていればあえてはずしてトレーニングをしていたのだ。
ある日、初めて250kgを挑戦することになり、スクワットの準備をしようとプレートをつけ、バーベルを担ごうとしていた。
そのとき、ふと目をやると前に使った人のパッドがついたままだ。

 俺「ふっ、俺の前にスクワットをやっていたのはお子様野郎のようだな、ふははは!」

そして、おれは250kgを担ぎしゃがみこんだ。
その時だ、俺の鍛え抜かれた僧帽筋にシャフトがどんどとめり込んでいく。
俺の鍛え抜かれた僧帽筋も長年酷使してきたため筋肉が悲鳴を上げたのだ。
250kgの重みが俺の僧帽筋に容赦なくめり込んでくる。それと同時に激痛が走る。
250kgが初挑戦であったこともあり、簡単には上げれない。

 だめだ・・・このままでは僧帽筋の筋繊維が粉砕されてしまう。
 俺の選手生命もここで終わりなのか・・・

そんなとき、うしろから見知らぬ大男が俺の現状を悟り、補助する形で持ち上げてくれたのだ。
その人物の名はふせるが、その人物は日本でも屈指の有名パワーリフターである。
そのスクワットの数値は300kg近いといわれている。
何とか選手生命の危機を逃れてほっと一息ついている俺に対して彼はこういった。

 自分の筋肉を過信するのは危険だ。
 いかに鍛えぬいた僧帽筋もいつかは悲鳴を上げて限界が来る。
 パッドをつけるってのは、そういった頑張っている筋肉へのやさしさなんだよ。
 もっと自分の筋肉に優しくなれ。
 これが、お子様野郎である俺からできるアドバイスだ。

俺は悟った。彼はお子様野郎などではない。彼こそが真のトレーニーなのである。

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