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    物理君との戰い 後編 -散眼-
物理君との戰い 後編 -散眼-
- 36 :無記無記名 :2005/10/06(木) 18:21:41 ID:1iPLn3V4
 -  >>275 のつづき  
 おれは鉄壁の防御である前刃の構えをとった。  
 物理君が再びウドンデでつかつかと歩み寄ってくる。  
 二人の制空権が触れ合う。両者ともに相手を射程内にとらえた状態で膠着する。  
  
  物理君「さすがだ!」  
  
 物理君のパンチが俺を襲う。俺はカウンターで超ド級マグナム並みの正拳好きがカウンターで物理君にヒットする。連続で5発物理君のボディーにめり込む。  
 通常の格闘家ならこの攻撃で肋骨はめちゃめちゃだ。物理君が膝を付く。  
  
  アナ「地上最強の生物。ついにダウンか!」  
  俺「ふふふ、立ちたまえ物理君。君がダメージを受けていないことは売った私が一番よくわかっている。  
  
 物理君は二夜つきながら立ち上がる。  
    
  俺「タフだな。まるで猫家の猛獣並みじゃねーか。」  
  物理君「ふっ、そうよ今お前はライオンを相手にしている。タフネスだけじゃねーぜ。ホッキョクグマを葬り去った連撃、味わってみるがいい!」  
  
 物理君の強烈な連続攻撃が俺を襲う。その一つ一つがヘビー級の攻撃だ。  
 ブロックはするもののブロックの上からダメージを蓄積されていく。  
  
  アナ「物理君、圧倒的!さすがの武神もブロックが精一杯だ!」  
  物理君「ははははは」  
  俺「はぁぁぁー!!」  
  
 俺の目が左右全く独立した動きをし細かく動く。  
 物理君の攻撃が全てさばかれる。散眼だ。空手の母体といわれる古代インド拳法で僧侶たちが無数の矢から身を守るために編み出したという技だ。」  
  
  アナ「なんと、れんげき技を全てかわした!」  
  俺「どうしたね物理君。猛獣の連撃とやらがとまっちまったな。」  
  物理君「たのしませてくれる。だがしょせんは人間業。」  
  俺「人間業をなめてもらっちゃ困る。空手はねえ、人間が幾千年もかけて練り上げてきた技法なんだよ。」  
     
  俺「ぬぉぉぉー!!」  
  
 俺の正拳付突きが連続して物理君を襲い掛かる。物理君は攻撃を避けられない。  
  
  物理君「なぜよけられん・・」  
  俺「50年間一日も休まず磨き上げてきた打撃の境地、けだものの反射神経も追いつかぬよ。」  
  
 しかし、次の瞬間物理君は猛烈な気合を上げながらおれに攻撃をかけてきた。  
  
  物理君「ぬぉぉぉー!!」  
  
 本気になった物理君はもはや人間の域ではない。人間技が通用しないのだ。  
 おれは倒れた。そして薄れゆく意識の中、俺は悟ったのだ。  
  
  技術では1.5倍の筋力差を跳ね返せない と   
 
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