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    バットと向き合う俺「つよし」
バットと向き合う俺「つよし」
- 134 :無記無記名 :2005/11/06(日) 16:12:09 ID:NbljOfRD
 -  ぜんぜん駄目、そんな文じゃみんな食いついてこない  
 どうやらこの流れは俺が食いつきのいい書き方の見本を書くしかなさそうだな・・  
  
  
 ちなみに学際について書いたのはこの俺だ!!  
 バット7本折ったとかいう妄想野郎と一緒にするんじゃねー!!  
 7本などというのは常人には無理、通常の黒帯クラスで2本が限度といったところであろう。  
 どうやらここまで書いたからには俺の過去の経験について語らねばならないようだな・・・  
  
 それは俺が大学生の時のことだった。  
 当時、俺はあの有名なS会館の大学連盟のホープとして「大学連盟のトラ」と恐れられていた。  
 そのあふれる才能を見逃さなかったI館長は俺をかわいがり、いろいろと技術を教わったものだ。  
  
  I館長「ためし割やビール瓶切りってのはなあ・・心が大事なんだよ  
      精神を集中して一気に打ち抜く、一分の精神の緩みも許されない世界だ。  
      それさえできていれば、あとはバットの固定の仕方とかコツだけだな。」  
  
 上でも書いたとおり、俺はバッドをストーブのうえで軽くあぶって乾燥させ湿気を完全に除去し綺麗に折れるようにした。  
 廻し蹴りの場合はバットをうえから押さえる人間も厳選しなければならない。  
 うちの学祭のときは100キロクラスの巨漢アメフトラインマンに助っ人に来てもらった。  
 そして本番の時を迎えた。  
 静まり返る観衆、そしてバットと向き合う俺・・・静けさの中にかみそりの飛び交うような緊張感が漂う。  
 わずかな精神の乱れさえも許されない究極の空間である。  
 こんな緊張の中、俺は昨日家でたまたま見つけた俺の育児記録を思い出した。  
 出産時は俺の体重は未熟児といっていいほど体重が軽かったらしい。  
 父は俺の将来を案じて、考えていた名前を変更し、俺に強くたくましく生きるようにと「つよし」という名前をつけたと記録されてあった。  
 思い返せば俺の日々のもう特訓はこの名前に恥じない熾烈なものだった。  
 空手とそれによって培われた折れない心が今の超人的な肉体を持つ俺を作り出した。  
 俺には空手がある・・こんなバットを折ることなど造作もない!!  
  
  デヤァァァァァァー!!!  
  
 俺の気合が静寂を切り裂く。  
 うなりを上げて俺の下段廻し蹴りがバットを貫く。  
 ついにおれは本番でバット折を成し遂げたのである。  
 猛特訓につぐ猛特訓で鍛錬した肉体と心さえあればバットなど割り箸を折るがごとく簡単だと証明した瞬間だった  
   
 
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