新着順カテゴリ別 番長の豪拳 − いじめられてぼろぼろになるんじゃない、困難に立ち向かってぼろぼろになるんだ

番長の豪拳 − いじめられてぼろぼろになるんじゃない、困難に立ち向かってぼろぼろになるんだ

314 :無記無記名 :2005/11/24(木) 16:17:49 ID:GhbXX5sx
973 :無記無記名 :2005/11/24(木) 15:55:35 ID:5anDrQCA
>>439
馬鹿やろう!!
2週間ほどモニターが壊れて2chにこれなかったら、軟弱なやつばかりでてきやがって!
「いじめではないけどうざがられてる」って言う時点でなんで前向きな行動に移さないんだ!!
お前のようなやつにくどくど説明しても、右から左におれの声が抜けるだけだろうから、
どうやらお前を納得させるには俺の過去の経験について語らねばならないようだな・・


それは俺が中学2年のときだった。
体育の成績は毎回出席だけは欠かさずしていたもののいつも5段階評価で2。
足はクラスで一番遅く、勉強もがんばってはいるものの平均以下である。
体格はやせ細っていて骨と筋だけといった風貌だ。
こんなおれは、当然のようにいじめの対象となっていた。
その日も不良グループに呼び出され意味もなく袋叩きにあっていたのである。

 不良「ガハハハハ!悔しかったら殴り返して来い!!」

俺はうずくまりながらも時間がたつのだけを待った。
そこに身長180cm体重は80kgほどの柔道部所属でこの中学の番長がきた。
この番長はいつも弱いものを助け強いものをくじく熱い人間だった。
俺は思った。

 たすかった・・・番長が来たからもう安心だ・・番長の豪拳でこの不良どもは吹っ飛ばされる
 ざまあみやがれ、ふははははは!

次の瞬間、番長の丸太のような腕から繰り出される豪腕パンチが俺の顎にヒットしたのである。
俺の体は宙を舞い、机数個をなぎ倒し壁にたたきつけられた。

 番長「馬鹿やろう!!貴様それでも男か!!
    他人の力を借りなければ生きていけないやつなんて男じゃねー!!
    男っていうのはなあ、バルクアップされた自分の日本の足でしっかりと立ち前に進んでいくものなんだよ!!
    お前のように腰が引けて後ずさりして前進することを忘れたやつはもはや男じゃねー!!」

おれは豪腕パンチで朦朧としながら、小学校入学前に父が動物園に連れて行ってくれたときの会話を思い出した。

 父「お前は将来何になりたい?」

 幼児の俺「パイロットになる!!小学校に入っていっぱい勉強して運動をしてパイロットになるんだ!!」

ただのこれだけの会話だが今の俺を覚醒させるには十分であった。
そういえば子供のころパイロットにあこがれていたものだ。
パイロットになることがどれぐらいの難易度かなど知るよしもなかった、だが単純になりたいからそれを目指すという純粋で前向きな心はあった。
しかし今の俺はどうだろう、運動音痴だというだけでそれを改善しようと前に進む意欲すらない。前に向いているのかさえ不明だ。
確かに今の俺は体育は2だ。しかし、その評価はあくまで現在の評価に過ぎない、努力すればそれが3になり4になるという可能性を捨ててしまっているのだ。
番長は続けてこういった。

 番長「男っていうのはなあ、いじめられて袋叩きにあってぼろぼろになるもんじゃあない。
    前向きに前進し、その結果ぶつかるであろう幾多の困難に立ち向かい
    ぼろ雑巾のようになろうとも血の一滴が涸れ果てるまで努力してぼろぼろになるものだ。」

俺は家に帰ると、ヒンズースクワットを始めていた。
何回やればいいのかは、今の俺の知識ではわからない。しかし何もせずにはいられなかったのである。
足がパンパンになって動けなくなってからも、おれは机に向かって勉強を始めた。
このヒンズースクワットの回数が適切だったのかもわからない。
おそらくオーバーワークなんだろうし、疲れ果てていたが、机に向かっている俺は冬が終わり春が到来するときに吹く一陣の爽やかな風の中にいるような心地よさがあったのである。

◆筋トレなんでも質問スレッド◆88kg
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