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筋肉をつけることの意味、精神的な余裕と自信

814 :無記無記名 :2006/10/10(火) 12:10:44 ID:svUH2/rQ
504 名前:つよし ◆BvcplLXSGo 投稿日:2006/09/30(土) 21:31:01 ID:XawU8UdB
>>490
ばかやろう!!
筋肉をつけるということが何の意味もないと思ってるのか!!
筋肉つけるってってのはなあ、目的がなかったとしても、けして無用の長物なんかじゃあない!!!
理詰めで説き伏せようとしても、お前のようなタイプは納得しないだろうから、どうやらここは俺の過去の経験を語るしかなさそうだな・・・

それは、俺が大学に入学したばかりの桜の満開な季節のころのある日のことだった。
おれは体を動かすことやスポーツなどまったく興味がなく、筋肉など法治国家、学歴社会で情報や知識が圧倒的武器になると考えていた俺には無用の長物と考えていた。
それもそのはずで、一流大学出身の父親のもと、勉強し収入の多い職業に就き、金を稼ぎ社会的地位を築くことこそがあたかも世の中のすべてのように教えられてきたからなのである。
そんなある日、俺はたまたまテレビでプロレスを見た。
特にそれを見たかったわけでもなく、ただたまたまほかに面白い番組がやっていなかっただけだったのだ。

 俺「がはははは!!プロレスラーって馬鹿だな、無駄な筋肉つけやがって!!いくら強くても現実社会じゃあ喧嘩なんてできないし、殴られたら法律の知識でも持ってるほうが100倍役に立つんだよ!!」

そう思いながら試合を見ていた。
試合の前に選手の紹介がなされた。

 「青コーナー、188cm108kg武藤敬司!!」

俺はその時ふと思った。
俺は当時すでに180cmという、身長こそはではすでに大人になっていたが、体重は60kg弱しかなかったのである。
筋肉のことになど興味をまったく持っていなかった俺には108kgというのはただのデブというイメージがあった。
だがしかし、このレスラーは脂肪はうっすらとのっているものの、脂肪デブのような体型ではなく迫力のある筋肉が素人から見ても目立つ。
俺は思った、何も格闘技をしなくてもいいし108kgまで体重を増やさなくてもいい、とりあえずもう少しだけ筋肉をつけてみようかと、そうすれば多少かっこいい体になるのではないかと。
そして早速、俺はジムに通うことを父に言ってみたのである。

 俺「おとうさん、大学生になって自由な時間もできたから少しジムに通って体を鍛えようかと思う。」

そういったか言わないかののうちに、父の豪腕パンチが俺の顎を捉え、俺の体は宙を舞った。
そして続けてこういったのでる。
 
 父「ばかやろう!!大学に入ったからといって浮かれるとはどういうことだ!!勝って兜の緒を締めろという言葉もあるだろう!!
  大学に入って浮かれているいまこそ、人生で一番のピンチなのだ!!受験が終わったからといって勉強が終わったわけじゃない!!
  お前は商学部に入ったのだから、いまから公認会計士の試験に向け猛勉強をするのだ!!学歴と肩書きこそが社会での唯一の武器なのだ!!」

だが、おれはその反対を押し切ってジムに通うことにしたのだ。
言うことを聞かずに強引にことを推し進める俺を父は黙認する日々が続いた。
通ったのは小さなジムでウェイトトレーニングが中心のところであって、会員のほぼ全員が男性だった。
そして半年が過ぎたある日、おれはいつものようにジムに向かい建物に入ろうとした時、ジムの中からある会話が聞こえてきたのである。
それは俺の父とジムのトレーナーが話しているようだった。

 父「わたしは父親として間違った考えをしていた時期がありました。勉強一辺倒で運動などどうでもいいと教えてきた。そしてそのせいで、つよしは何か大事なものが欠けていたような気がするんです。」

 トレーナー「大事なもの?」

 父「はい。だけどあいつはここ半年で変わった。あいつはウェイトトレーニングのおかげで少しずつ変わっているんです。あんな馬鹿息子ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。」

俺は半年前までの自分を振り返った。
当時の俺は、なにをやっても余裕がなく弱弱しいと感じていた。だがしかし、ジムに入会したてのころは50kgですら持ち上がらなかったベンチプレスも今では90kgを持ち上げる。
そしてそれと同時に体もかっちりとしてきて、スポーツ以外のことをしていてもなにか言い知れぬ自信のようなものが常に持てるようになってきた。
俺はその時確信した。ウェイトトレーニングは俺に丈夫な体だけではなく精神的な余裕と自信をもたらしたのである。


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